全然これで終わる気ないじゃないですかーー!やだーー!!
編成のゲストは動かせないものと勘違いしていたのでオーダーチェンジ使いまくってたんですが、最後の最後で後衛に動かせることに気付いて「今までの頑張りは何……?」ってなりました。笑
まあWキャストリアとかWスカディみたいなシステムで戦闘しちゃうとストーリーに出てこないキャラクターで戦闘することになって話への没入感が減っちゃうので、かえって良かったです。ゲストのみの戦闘も没入感あって好きなんですよね。
ということで以下感想です。
全体
前編と同じく主人公とマシュが別行動だったり、時系列が前後しまくったり、伏線が散りばめられまくったり、かなり複雑だった。話が動きまくってめちゃくちゃおもしろかった!
戴冠式で終わる気がしない。あのままだとマイルームのキャストリアとモルガンに繋がらないのでもうひと悶着、いや何悶着かありそう。伏線たくさんあるし。2回目のトネリコは戴冠式の内乱がきっかけで絶望して今の「妖精を救わない」モルガンに方針を変えたっぽいので、まあ何かあるだろうな。「戴冠式」は露骨な伏線すぎ。次はアルトリアが絶望する番なんだろうか。
ブリテンだしさかのぼっても5~6世紀の話だろうと思ってたらB.C.12000にケルヌンノスが大地を作ったところから話が展開されていてもう話が壮大すぎて。マシュがオリュンポスと同じ年代だと驚いてたけど、今後重要な年代になるのかな。他の異聞帯の成り立ちもブリテンと同じように歴史があるけど、ブリテン異聞帯はマシュが過去に行くことで一気に歴史から当事者の物語に変化した感じがある。トネリコが妖精暦への介入は無意味と言ってたけど女王暦には何も言及がなかったので、女王暦のはじまりにでも介入するのかな…。
異聞帯だから当たり前なんだけど、少なくともB.C.12000から世界の仕組み自体が違っていて、アルトリアもモルガンもウーサーの子じゃなくて、そもそも人間ではない『楽園の妖精』で。
一人目の『楽園の妖精』であるモルガンは、『楽園の妖精』の使命よりも汎人類史モルガンの望みを取った。ブリテンを終わらせるのではなく、存続させる選択をした。
二人目の『楽園の妖精』であるアルトリアは、モルガンが使命を捨てたから生まれた。
ブリテンを終わらせるのが『楽園の妖精』の使命なので、今度こそアルトリアがブリテンを終わらせるんだろう。汎人類史のアルトリアはブリテンが終わると知っていながら、自分が報われないとわかっていながら選定の剣を抜いたけど、異聞帯のアルトリアにはその理由がわからなくて。本当はわかっているけど、見ないようにしていて。アルトリアが自分の心と向き合うときが、本人にとってもブリテンにとってもストーリーにおいても転機になるんだろうな、というのをひしひしと感じる。楽しみです。
キャスターアルトリアの宝具の背景と最終再臨からしてアヴァロン、おそらく作中の『楽園』でハッピーエンドだろうから、マーリンとか最後に出てくるかな。
アルトリアの話はstaynightで完結してるのでFGOではやらないってどこかのインタビューで見た覚えがあるのでそんなにやらないのかな~と思ってたらガッツリ出てきて驚きました。モルガンとアルトリアの対比関係、最高……。
モルガン
辛い。あまりにも辛すぎる。ブリテンを終わらせるという『楽園の妖精』の使命が具体的にどういうものなのかはまだ分からないけど(個人的にアヴァロン・星の内海あたりかなと思っている)、モルガンは使命を捨て、「私のブリテンを築く」という汎人類史のモルガンの望みを取った。國を作るためにまずは妖精たちをまとめあげようと『厄災』を祓い、氏族の争いを調停して、何度も魔女と罵られ。続けることおよそ3600年。妖精の善性なんて信じられなくなって当然。諦めて当然。期待しないのも当然。それでも、女王となって長い統治が続けば妖精のことを気に入ってしまって。
それなのに、最後は目をかけていた妖精に害されてしまう。集団リンチで終わってしまう。
こんなのってない。
でも、ブリテンの王様はそういう運命なのかもしれない。汎人類史のアルトリアだって最終的にはハッピーエンドとはいえ全体の流れはバッド。報われなさすぎる。
これで終わりとは思えない。玉座で抑えていたであろうケルヌンノスについて語ってもらわないと。楽園に帰ってもらわないと。トネリコと旅してたグリムが今の時代にもいるのはそのためでしょ。メタ的にも、ここからマイルームのセリフには繋がらない。アルトリアへの巨大な感情が生まれない。
本当に本当に、続きが楽しみ…。
アルトリア
辛い。鐘を鳴らすたび汎人類史のアルトリアを見せられ、王になりたくないと苦しんでいる。
――あんな人生、冗談じゃない。
でも、王になって「ブリテンを終わらせる」のが彼女の役目。たぶん、それは汎人類史も異聞帯も変わらない。王となってブリテンを導き、終焉まで見届けるのが「アルトリア」の役割なんじゃないかと思う。汎人類史のアルトリアと違って、異聞帯のアルトリアは王になることへの葛藤がある。夢で汎人類史の自分の生涯を見せられるから。その葛藤が見たかったんだ。悩み苦しみもがいて成長するアルトリアが見てみたかった。それは汎人類史の「騎士王」じゃ叶わない話だし。
ここからどうやって第三再臨の姿になっていくのかが楽しみ。どういうふうに心に折り合いをつけて、あの冷酷な姿になるのか。
たぶん本筋とはあまり関係ないけど、村の奴隷だったこと、汎人類史では師であったエクターを村人の指示で殺したこと。過去が本当に辛いぶん、巡礼の旅が楽しそうで良かった。妖精眼で見えなくてもいい本音が見えてしまう辛さはあるんだろうけど。馬小屋で過ごしてたのキリスト意識してそうだし神にでもなるのか?
大変な事情があるとはいえシンプルにstaynight組と絡むのがかわいいぞ村正ァ!
ガレス
辛い…。未来が見えるから鏡の氏族なんじゃないかと思っていたら、こんな、こんなことがあっていいのか……。
ガレスが『巡礼の鐘』になってしまうと悟ったところから急展開で息つく間もなくロンディニウムが落とされた。流血差分良かったです。死に方がかっこよかったです。せめて子どもたちに見送られる終わり方で良かった。バトル画面も流血差分になってて、声も出なくて、無限ガッツがついてることに気付いてもう無理…ガレス……6章/Zeroでも辛い退場だったのに異聞帯でもこんな死に方って……ない…………。
パーシヴァル
円卓がまた増えた! キャメロット映画の後編にも一瞬出てましたね。6章/Zeroのとこ。
トネリコの持ち物だった、寿命を吸い取ってしまう『選定の槍』を持っているのが不穏。メリュジーヌとの関係をもっと深堀りして見せてくれ~~。
ペペさん
散り際までかっこよすぎる、本当にいい人だった。自分は悪人だと言いながら汚れ役を買って出てくれる、善人を未来へ繋ぐ役割を果たしてくれる、かっこよすぎてずるい。カドックと3人でAチームを名乗りたかった…。
オベロン
率先して汚れ役をやってくれるところ、良かった。よい冒険のパートナーだった。アルトリアのことが好きすぎるし言い回しがそれっぽいのでマーリンなのかと序盤は疑ってたけど違うかな。竹箒日記を見るにもっと邪悪な顔をする出番がありそうなので、アルトリアをかばったけど退場ではない、でしょう!
コヤンスカヤにケルヌンノスを紹介する動きをしていたのが怪しいけどケルヌンノスをよそに押し付けて処分しようとしているとも取れる。竹箒のことがあるので信用したいけどしきれない…。
ノクナレア
北の軍事要塞には強い女がいるって相場が決まってんだ。
自分が恵まれていることをよく理解していて堂々としているところが本当にカッコイイと思う。持つ者の責任というものを分かっていて、それを果たしているところが好き。ただの傲慢な女王ではない。かなり好き。
グリム
キャスニキ!
やっっっと、冬木の謎が明かされる時が来た、のか……?
人理焼却がバッドエンド、人理再編がデッドエンド。人理再編という言葉は冬木が初出だったけど何もわからないままここまで来てて、冬木があんなふうに燃えてた理由も分かってなくて。正直このあたりは型月作品全部網羅してないとわからん話だなと思ったので考えるのを放棄していた。冬木はともかく、人理再編くらいは解説してくれるんだろうか。
トネリコと旅してたのはセタンタかな?
オーロラ
完璧に悪役じゃないですかやだぁ。
ウッドワスに嘘を教えたこと。妖精たちを扇動し、モルガンをリンチさせたこと。何を企んでいるのか分からないのが余計に怖い。風の氏族と翅の氏族が似ているのも気になる。
スプリガン
中村スプリガン。
モルガンが来るのをずっと待っていたので今回のストーリーは本当に良かった。長くて複雑な話が大好きなので本当にどストライク。続きが楽しみです。どれだけ長くなってもいい、綺麗にまとめてくれると信じてる。