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2023/01/03
アニメBLEACH 千年血戦篇(第1話〜第13話)

アニメは光の使い方めちゃくちゃうまない?

1クール終わったので感想です。

10年ぶりのアニメ化でこんなに最高なものを作ってくださって本当にありがとうございますという気持ちしかない。すごい。アニメ見ててもインタビュー読んでても、スタッフの皆さんがBLEACHを好きで、あの漫画の雰囲気をアニメにしたいんだという強い思いがあるんだろうなと感じます。

上にも貼ってるんですが、久保先生のカラーになかった鼻筋のハイライトの当て方が好きです。あと色を強めに当ててるところ。アニメならではって感じでいい。
作画が良いのはもちろんなんですが、ギャグとかがカットされて異様にテンポが良かったり、アニオリのバトルが増えて展開に説得力が生まれたりしていて、久保先生が総監修に入ってるってスゴいな…と。
話タイトルや巻頭詩がアニメにも組み込まれている最高の演出にゾクゾクしました。ちゃんと漫画の話タイトル使ってくれてありがとう。
進撃であったようなアイキャッチでの用語説明もあって楽しい。OPの雰囲気と合わせてモノクロ+ピンクなので雰囲気がいい。

そう、OPも最高なんですよ。隊花の演出がいいんですよね。

公式サイトのインタビューでスタッフさんのこだわりやBLEACH愛が見れたのも嬉しかったです。
2クール以降は原作にないバトルが増えるということなので楽しみ!!

第1話 THE BLOOD WARFARE

まず思ったのは、作画がスゴい!!!!
旧アニメも消失篇の直前あたりから作画パワーアップしてましたが、更にパワーアップして久保先生の絵に近付いてて震えました。すごい。
行木のピンチに一護たちが現れるところのBGMがNumber Oneで熱かった。
1話は雀部がやられて先遣隊が山爺に宣戦布告、一護がイーバーンのメダリオンを防いで先遣隊とイーバーンがユーハバッハのところに戻るまで。
EDは原画展のためにキタニさんが書いたRapportでおお!!!となりました。
巻頭詩はユーハバッハ。

第2話 FOUNDATION STONES

リューダース(先遣隊の一人)の斬られた腕に『Foundation Stones』とタイトルが出て「これこれこれこれがBLEACHだ!!!」と大興奮しました。後で確認したらタイトルが出るタイミングは原作と一緒でしたが画は全然違いました。すっご。なんでこんなにBLEACH感が出せるんだ。
子安さんがペッシェやってて笑った。そういえばそうだった。山寺さんのキルゲがハマり役で良かった。
雀部の隊葬のときの回想で、山爺の前で雀部が片膝をついて拳を地面につくときの指の動きが好きです。
2話は虚圏に行った一護がキルゲと会うところまで。
巻頭詩はキルゲ。

第3話 MARCH OF THE STARCROSS

出た!滅却師完聖体(クインシー・フォルシュテンディッヒ)!
アニオリで石田の動きが入ってたのが良かったですね。原作だと脈絡ない感じで急に星十字騎士団に入ってたので、こうやってちゃんと資料漁ってたりするのが補完されると嬉しい。
3話はキルゲとの戦闘、尸魂界へ星十字騎士団が侵攻。バズビー出てきて吉良が瞬殺されたのは当時衝撃だったなぁ。
巻頭詩は日番谷。

第4話 KILL THE SHADOW

隊長格と騎士団の滅却師が接触。白哉、狛村、日番谷、砕蜂が卍解して奪われる。
原作だと即卍解してたけどアニメは戦闘が盛られてて、始解がダメだから卍解使った感出てて良かったです。ま、後から京楽さんも言ってますが、卍解しないと勝てない相手だからどのみち卍解するしかなかったんですけどね。
恋次の「どうやって戦えばいいんだ!!!」が原作まんまのカットで嬉しかったです。
4話は一護が尸魂界に行こうとしてキルゲの檻で妨害されるところまで。
巻頭詩は雀部。

第5話 WRATH AS A LIGHTNING

みんなの絶望を聴きつつ助けに行くことができない一護がもどかしい。連載当時は一護が全然檻から出てこなかったので悶々としてたな。

白哉vsエス・ノト。ルキアの頭蓋骨も虫にたかられる白哉もアニメでやるか。さすが深夜枠。
ルキアの幻覚見た後に胴体貫かれてエス・ノトが虫のこと喋ってる間その体勢キープさせられてる白哉が好きです。この人強キャラすぎてボコボコにされることがないのでこういうシーンが貴重。うなだれたとことか見たことない(多分)。
その後の咆哮が良かった。うわーこんな声出せるのかと。クールな顔して熱い男。
アニオリで卍解初出し時(尸魂界篇)と同じ演出を挟むのが憎い演出でした。セリフなんてなくても画で絶望感が分かるのがスゴい。本当に初出し卍解の画面がカッコいいんだよなー。
そしてボコボコにされて済まぬ。壁に叩きつけられるところは原作のほうが千本桜の密度が高くて痛そうな感じがしました。原作の千本桜は地面に落ちた塊の桜、アニメの千本桜は地面に落ちる途中の桜、って感じがします。どっちもいい。

山爺が雀部の卍解を奪ったドリスコールと邂逅。色の違いがあるので雀部との違いがひと目で分かるのがいいですね。アニオリで卍解を使ってた様子が描写されてたのでドリスコールのわかってない感が出ててよかった。

強キャラ感出てた剣八はあっさりユーハバッハ(偽)にやられる。

5話は山爺がユーハバッハ(偽)のところに向かって終わり。
巻頭詩は山爺。

第6話 THE FIRE

山爺の卍解回!!
山爺vsユーハバッハ(偽)のバトルが盛りに盛られててスゴい。卍解したら画面の色が夏っぽい明度高め・彩度低めの色に。細かくていいなぁ。陽炎も見えてて暑そう。燃える炎の音もすごい。
動きも作画もとんでもなくてもう言うことがない。じいちゃんのバトルじゃないでしょ。カッコよすぎ。
ユーハバッハ(本物)に山爺が斬られるところ、原作と同じ白黒の演出で最高だった。あの一瞬だけ音が消えるのも良かった。死に様までカッコいい。

アニオリで藍染とユーハバッハ(本物)の会話が入ってたのが嬉しい。あーそうそう藍染ってこうだった!超偉そう!新旧ラスボスの会話っていいよね。
ちょくちょく挟まる石田のアニオリが嬉しい。宗弦か竜弦が持ってた手記を読んでる。

6話は山爺の卍解回。
巻頭詩は白哉。

第7話 BORN IN THE DARK

急にお出しされる初代護廷十三隊!!!殺し屋集団って感じのイカツさがいい。
山爺は立ったまま死ぬのがカッコいい。

一護が尸魂界に到着。白哉のもとへ。
尸魂界を護ってくれ。
これ完全に死ぬでしょって感じの雰囲気出てたから連載当時はメチャメチャ辛かったけど、今見ると白哉から一護への重さが見えていいですね。消失篇の月島戦でも重かった。ルキアを救ってくれたこと、自分を変えてくれたことを感謝していると思っています。友ではなく恩人。良い。

一護がユーハバッハのもとへ。ブチ切れた一護がエヴァやFateで見た暴れ方しててすごい。
「潰して行こう」のユーハバッハめっちゃ楽しそうな顔するなー。ここの戦闘も盛られまくってて最高だった。
一護が自身のことを滅却師と呼ばれて、母親のことも煽られて激昂。それはそう。
ユーハバッハに倒されかけるも、お時間です陛下で助かる。藍染に会いに行ったときに時間感覚ずらされてた。さすが藍染、嫌がらせに余念がない。
天鎖斬月がハッシュヴァルトに折られる。
「闇に生まれし我が息子よ」

移動に使ってる影が閉まる形でタイトルの『BORN IN THE DARK』が出るのがカッコいい。

7話は一護vsユーハバッハ回。EDは初代護廷十三隊!!
巻頭詩はアニオリなので誰か分からん。

第8話 THE SHOOTING STAR PROJECT 〔ZERO MIX〕

戦後のあたふたした後に、零番隊が登場!
グリムジョーに銀城・月島・ギリコと懐かしいキャラが出てきて嬉しい。
温泉回のギャグは白哉しか拾われなかったな。恋次のパイナップルとルキアの桃はカット笑。
8話は霊王宮に移動してツアースタート。
巻頭詩は剣八。

第9話 THE DROP

京楽さんが総隊長に。
一護と恋次は温泉とご飯を終えて二枚屋王悦のところへ。
9話は卯ノ花vs剣八がスタート。
巻頭詩は卯ノ花。

第10話 THE BATTLE

卯ノ花と剣八の出会いから。『THE BATTLE』のタイトルが卯ノ花の刀に現れるのがBLEACH!!!これも原作ではない演出だった。良かった。
卯ノ花から剣八、剣八から卯ノ花に対する感情が好き。絶望と後悔、憧れ。
戦えば戦うほど剣八のスピードが上がっていくのがスゴい。戦闘狂どうしのバトルは見ていて気持ちがいい。
「私を悦ばせた男(ひと)よ」
BGMも相まって卯ノ花の母性が爆発している。
卯ノ花烈の「烈」を合体漢字すると「剣八」になるの、すごいですよね。

アイアムナンバワンザンパクトークリエイラァー!シクヨロでェ────ス!
二枚屋王悦頭おかしくてほんま好きなのでアニメでも頭おかしくて最高。
ギャグカットしまくってるのにここの「バナナみたーい」が残ってるの、味わいがあるな。
一護と恋次が浅打のところに落ちた後の真顔「シクヨロでェ────ス」が好き。

10話は剣八vs剣八と過去編の導入。
巻頭詩は真咲の「罪無きあなたは 太陽のよう」。

第11話 EVERYTHING BUT THE RAIN

真咲と一心と竜弦の話が好きなのでここすき。
一護が親父から真咲の話を聞く。
高校生の真咲まーじでかわいい。片桐の声が能登さんでぴったりすぎた。
真咲があれこれ悩んで「滅却師です」って言ったのを「そっか」で返せる一心の底なしの明るさ。ヒゲは真咲のこと太陽って言ってたけどさ、太陽だよアンタも。そりゃ一護みたいな子が生まれるよ。
11話は真咲がホワイトを倒したところで終わり。石田がハッシュヴァルトに勧誘されてそうなシーンがあった。
巻頭詩は一心の「罪深きあなたも 太陽のよう」。夫婦で半分ずつ読んでるのが熱い!!

第12話 EVERYTHING BUT THE RAIN JUNE TRUTH

湿度が高い。キャラの感情も、それを反映する天気も。
真咲が倒れて浦原商店へ。察しのいい竜弦は浦原さんの説明の最初の方で顔が曇るの好き。
死神の力を失くして真咲を助ける提案を即決するところが一心らしい。そのときのセリフが一心を助けに行った真咲のセリフと重なって更に曇る竜弦。つらい。
竜弦を迎えに来た片桐。坊ちゃまじゃなくて竜弦様と呼ぶのがズルい。傘の中で涙の雫が落ちる演出が良かった。息子に「雨竜」と名付けてるあたりこの日のことが相当印象的だったんだろうな。
太陽どうしの一心と真咲が結ばれた一方で月どうしの竜弦と片桐が結ばれたのが良い。
大学生の真咲が一心の診療所に顔出して一緒に弁当食べてて微笑ましかった。手作りかな。原作だとコーヒーだけだったからなんか嬉しい。
一心が一護に過去のことを説明してる裏で、雨竜が連れ去られたっぽいことを察する竜弦。
12話は真咲が聖別で死んだことが判明して一護の覚悟がガンギマって終わり。
巻頭詩は斬月。

第13話 THE BLADE IS ME

浅打を選んだ瞬間、真っ黒だった浅打が真っ白になる。王悦に斬月を打ち直してもらい、精神世界へ。
斬月がユーハバッハだったと分かったところでメチャクチャ動揺する一護。確かに斬魄刀の使い方を教えるのは斬月ではなく白一護だった。剣八戦とか静血装で血止めてたし影の力で一護を精神世界に連れて行ってた。どこまで序盤の段階で考えてたんだろう。スゴい。
そして一護の力は滅却師の斬月が抑えられなかったほんの一部だったと。天鎖斬月成分が大きかった最後の月牙天衝は滅却師最終形態だったのかな。石田と同じように力を失って、心臓貫かれて取り戻してるし。
斬月が身を引いたところでNumber Oneが流れるのはズルい!カッコいい!!

石田が星十字騎士団に入って1クールは終了!

放送終了後に出された2クールのPVがこれ。

聖杯戦争でもするんか?
杉山さん(衛宮士郎役)の声で余計にそんな感じが…

マユリが光ってるとこ初見だと「まぶしい理由の方は訊いてないんですけど?」って思っちゃったけど隊主室から出てきて光ってるところですねこれ。楽しみだなー。
白哉の復活もルキアの卍解も楽しみだし、なんか平子が原作だと言ってないセリフ言ってるので卍解しそうで楽しみです。

2クール以降は原作にないバトルが増えるみたいなので色々補完されるといいな。原作者が補完までやってくれるの、ほんと贅沢なアニメですね。待っててよかった。
放送は7月。10年待ったし全然待ちます。全力で良いもの作ろうとしてるのが伝わってくるので。
最高のクオリティでBLEACHをアニメにしてくれてありがとうございます。